「ガイ」





暗闇の中呼ばれ

心にこだまする。









*seal*












男だということ。

女だということ。




分かっているだろ?








こんな俺だって夜は

獣になりたいのさ。






ランプが揺らめき、部屋は1つ灯りがあるだけ。

潤んだ瞳。その瞳が嘘ならば

俺は絶望するだろう。




「ナタリア?もう、寝た方がいいだろう?」







嘘、ここにいたら俺の好きにする。

嘘、ここにいろ。







「ガイ、いやですわ。」





波打つ感情。

ドクン、ドクン、ドクン・・・。





「どうしてだい?」





仮面。

微笑みは嘘。その裏はほくそえんだ汚い顔。





「眠れませんの。
 ガイ、一緒にいて?」





彼女の微笑み。



君は何を考える?







封印していた心が今ここに

試しているならば全てここに。






悲痛な願いは

今奏でる旋律とともに











君に印をあげよう。





-fin-





あとがき
ガイも男なのだ!こう思うはず・・。
でも触れる事ができないと言うところが萌えポインツ。
ガイに欲を言うならば
優しくありたい、優しくされたいもいいですが、
その裏側が欲しいです。