「私、あんたと出会えてよかった。」
The refreshing sky
「どういう意味だ?」
「どうって・・・。」
夜。
肌寒い空の下、二人で空を見ていた。
綺麗な空、清々しい程輝く星。
ハロルドは僕に寄り掛かっている。
触れたところが温かい。
「そういう事。」
「そうか。」
顔もあわせず星を見る。
別に見惚れてる訳じゃない。ただ、なんとなく。
「だって、あんた面白いんだもん。」
しばらくの沈黙のあと、口を開いたのはハロルド。
「どこがだ。僕はいたって普通だ。」
ニヤリと笑う。悪巧みをしているときの顔。
「全部。ジューダスの、全部。」
「なんでだ?僕はそういう風に思わせようとしてないが。」
「愛してるからよ。」
心臓が高鳴った。
真面目な顔でいうハロルドはさっきの顔と全然違った。
ギャップとあいまって一層ドキドキさせる。
恥ずかしくなって火照った顔をそむける。
そうすると、けらけらと笑うハロルドの声がした。
「ほんと、可愛いんだから。
・・・さっもう帰りましょ。寒いし。」
彼女の笑顔を出来るだけ長く見ていたいと清々しいほど光る星に願った。
明日もあさっても出来るだけ長く清々しい空を見せてください。
fin
あとがき
お題フィーバー。
お題は良いですね。決まった一言から話が作れるのできっかけになるし。
日常的ハロジュをめざして。
一緒にいたいって思うけど「永遠なんて存在するかー!!」なんていうようなリアリスト二人。
出来るだけ長くっていうのは彼等では恋人達でいう永遠の意味です。
書きながらにやにやにやにやにやにやにやにやにや[キャー
ハロジュやっぱりいいなぁv