知りたい。
*I know・・・*
「大佐って、今何考えていますか?」
ふと、思った事を言ってみる。
普段何を考えてるか分からないし
今二人でいるとき何考えてるのかなと
思っただけの事。
「変な事を聞きますね、アニス。」
「大佐って何考えているかわからないんですもん。
少し気になったんです。」
「そうですか・・・。
うーん、アニスの事可愛いと思っていましたv」
冗談っぽい声。
やっぱり何考えてるか分からない。
「本当ですかぁ?」
「嫌ですねぇ、嘘はつきませんよ。」
ニッコリと笑う大佐は
私をドキッとさせた。
少し本気に見えた気がする。
「じゃぁ、アニスは何を考えていましたか?」
反対に聞かれる。
「大佐って何考えているのかなぁってずっと。」
自分の事を思っていて欲しいのかもしれないし
大佐の事少しでも知りたいって思っていたのかも。
少しじゃなくて大分知りたいけど。
大佐は少し、私の事を見て
そこにあった窓越しの空を見上げ
口を開いた。
「本当はですね、」
「え?」
「本当はですね。
幸せだなぁって思っていたのです。」
表情はいたってしみじみとした感じで
いつもの大佐では無い感じ。
「こうして好きな女性とのんびりなんて
望んでも出来ないと思っていましたからね。」
ニコリと笑った大佐。
ドキッとする私。
まだまだだな、私。
「・・・なんて思ってたりしたら私じゃないかも知れないですねv」
また、冗談っぽく笑う。
嘘じゃないって私は思いますよ?
もっともっと
貴方の事が知りたい。
自分だけ見透かされているようじゃ
いや。
だけどまだ私はまだまだのようで
ただ知っている事は
私は貴方の事が好きで
貴方も私の事が好きって事。
-fin-
あとがき
初ジェアニ。こんな感じで宜しいでしょうか??【汗
ジェアニもいけない恋って感じで好きですv
ものすごい年齢差とかがいいですね。