僕が知りたい事。
ずっと、このごろ考える事。
聞けない、僕の知りたい事。
「ジェイ、ボーっとして歩くと
危ないぞ?」
ハッとする。ふらふら歩くのは危ない。
「すいません・・・・、ありがとうございます、
ウィルさん。」
ウィルさんは、やれやれといわんばかりに
溜め息をついた。
「ジェイ、悩み事があったらいうんだぞ?」
悩み事?
悩み事なのかもしれない、
だけど僕は知りたいだけ。
ウィルさんは知ってる?
知るわけ無いよね。
だって僕にも分からない。
「あらぁ、二人とも何を話しているのかしらぁ?」
「あぁ、グリューネさん。」
僕の知りたい事。
「お姉さんにも話してほしいわぁ。」
貴方が僕の事
どう思っているのか。
そして何故こんなにも
貴方の事を
思ってしまうのか。
ねぇ、教えて?
ねぇ、言ってみせて?
でも、僕からいえない。
「べ・・・別に何もありませんよ。」
言えない。
知りたい情報。
情報屋として、僕はどうなんだろうか?
僕はもどかしい。
知りたい。
言えない。
何故ウィルかと言うと鈍そうだからです。
別にジェイはウィルの事を舐めてるとかではありません【殴】