*眠れない夜に。*

























眠れない夜。

何故だろう孤独を感じる。

だけど隣にはティトレイがいるもの。

平気、平気・・・・。と念じる。



孤独ではない








「・・・・・ん・・・・・ヒルダ・・・?」

「あら・・・・。起こしちゃった??」
「ぅーん・・。少し。」

「ごめんなさい。」

「いや、いいんだ・・・。

 眠れないのか?」











ティトレイは寝ぼけているような

おぼろげな眼差し。

にこりと綻ぶ自分の顔。

とても可愛い、とても安心できる。










「えぇ。眠れないの。」

「そうなのか・・・。」








ティトレイは頭を掻いた。

とても眠そうな顔でそう言うと

私を強引に抱き締めてタオルケットを掛ける。







「なっ・・・・何??」

私はとてもビックリしたが

とても温かくて優しいものに

包まれた気がした。






「寝れる。
 
 俺が抱き締めとくから安心しろ。」















寝ぼけてる。

だけどその言葉は

とても

頼もしかった。










「えぇ。ありがとう・・・・・。」








心なしか鼓動が聞こえる。

とても安心していた。








温かくて




離して欲しくない




いや




離さない










いつのまにか私は君と夢の中へ・・・・・。



‐fin-





あとがき


突発的にかいた代物。
ねむかった。[寝ろよ