幸せな夢の中で綺麗に泳げたの。













結婚も恋も義務だと思っていた。
お父様が決める物だと信じて疑わなかった。

その中でした恋。
その中でした約束。

一生ついていこうと決めた。
そして 独り になった。




いつのまにか時は過ぎ
結婚も恋も義務ではないとしった時
いつのまにか二人になる。

ついて行こうと決めた人では無いけど。

その方が 夢の中で 綺麗に泳げたの。






ついて行こうと決めた人と出会ってしまったの。
あまりに変わってしまった貴方との一時の時間。
彼は約束を忘れていなかったの。

私は忘れてなんか いなかった。



水面は激しく揺れた。
泳ぎ辛いの。





彼は言った。
「君の好きな様にすればいい。」と。

優しすぎてもどかしくて愛しい。






私は待ったの。
約束を果たすために。

また私はついて行こうと決めたの。





待つ事も恋でした。








約束を果たそうとしたこの想いと一緒に
約束を果たせない君と沈めるの。

隣には優しすぎて私のために傷ついた人
それでも私を想ってくれる愚かで愛しい人。






     幸せな夢の中で綺麗に泳げたの。






fin





あとがき
切なげアシュナタガイ。ナタリア視点。
一青窃のある曲をイメージしました。
真面目にいい曲ですよ!えぇ。

私のアシュナタガイイメージはこんなのなんです。
アシュは待たせたまんまいなくなるし、ガイは優しすぎるので
その間で揺れてるナタリアみたいな。【どんなだ。
ED後はルーク派ですので。【笑