ふとした時の10題
1、見上げた空[ティトヒル]
見上げた空。
星が瞬いてとても綺麗だ。
「星が綺麗だなー・・・。」
「そう?貴方の瞳の方が私は好きよ。」
目をぱちくり。
「ヒルダ・・・、まじで?」
「マジよ?」
見上げた空、
星が瞬いてとても綺麗だ。
星に負けない瞳で
貴方を見つめてる。
2、欲しくなるもの[モゼノマ]
「もーすけッッ!!」
「うぉっ!!?なんじゃ、なんじゃ!?」
欲しくなるもの。
包み隠さず貴方に。
だってちゃんと言わないと
気づいてくれないもんね。
「大好きっ!!」
3、視線の向く先[ハロジュ]
「どこ向いてるのよ?」
「・・・ん?」
立ち寄った宝石屋。
自分から入ったのに、不機嫌になってしまう。
あんたの視線が私になかったから。
「これが、ハロルドに似合いそうだな。」
ボソッと聞こえないように言った彼の言葉。
前言撤回。
やっぱり貴方は私を見てるのよね。
4、聴こえた声[ルクティア]
ティアが歌ってる。
白い世界で二人、夢だって気づく。
ティアの声が響いて耳の中にこだまするんだ。
あぁ幸せ。
このまま夢が終わらなきゃな。
ずっと聴いていたいな。
「起きなさいッッ!!」
はっと夢から覚める。
怒ったような声色。
こんな声でもティアはティア。
不思議と安心できる、ティアの声。
もうちょっと寝たふりしよう。
もうちょっと聴いていよう。
5、感じたぬくもり[ガイナタ]
泣いてる君を
一生懸命 頑張って
抱きしめようと。
気づくんだ。
触れない、触れらない。
飛び越えて抱きしめたら
今までにないぬくもりが
伝わって伝わって。
「ナタリア、俺の胸で泣いてくれないか?」
こんなにも 人は温かいものなんだって また気づくんだ。
6、抱きしめる[ハロジュ]
「ジューダスゥゥ!!」
「んぁっ!!?」
子に座ってた彼をギュッと抱きしめる。
「やめろ、息が出来ない。」
「喋れるんだから大丈夫よ。」
「死ぬ。」
「あら、私の胸で死ねるんなら幸せじゃない?」
「・・・・馬鹿か?」
紅くした顔で言ったって 説得力ないわよ?
7、流れる涙[ティルアリ]
潤んだ瞳をしたアーリア。
「どうした!?」
もう二度と悲しい思いをさせたりしないって
思っていたのに
もうこんな瞳にさせてしまうなんて。
「・・・ティルキス、私はタマネギ切っていただけよ?」
「タマネギ!?どこだ、そんな奴!?」
もう、君しか見えないんだ。
8、気付くこと[リファラ]
マンネリ化してない?
三日に一度はオムレツ。
リッドは仕事行って、 私も仕事して。
交わす言葉も一定になってない?
「なぁ、ファラ?」
「何?」
髪だって切ったのに気づいてくれやしない。
「何怒ってんだよ・・・。
そういえばさ、おまえ、髪切ったろ?」
「・・・うん!似合うかな?」
気付くこと。
たったそれだけで嬉しくなる事。
9、思い出す、あんなこと[ルクティア]
「髪の毛、伸びたわね?」
「おぅ。・・・切った方がいいかな?」
「ううん?そうじゃないのよ。
ただ、昔の貴方を思い出しただけ。」
もう昔って言えるのよね。
ちょっと前のことなのに。
「・・・見てくれててアリガトな。ティア。」
「そんな感謝される事じゃないわよ?
いい思い出じゃない?」
ちょっと前の事だけど
本当に前のことみたいになってて
思い出せばまるで 昨日の事のようなの。
「俺とお前の関係は思い出なんかにさせないからな。」
真剣な顔で言われてしまった。
恥ずかしげもなく、堂々と。
こんな日のことも 何年かあとに話せればいいわよね。
10、こぼれる笑顔[ハロジュ]
「大好きだ」
その言葉、
その瞳、
その笑顔。
採っとけないからこそ
重要なものなの。
もっと私に
ちゃんと向かって
その言葉、 その瞳、 その笑顔。
私にください。

あとがき
お題を一気にUPです。
ティトヒル、モゼノマ、ハロジュ、ルクティア、ガイナタ、ティルアリ、リファラを
書いたのですが・・・・・。
リファラ初めて書いたんですけども、どうでしょうか?
あーいう王道系は妄想が本編で行われてしまうので書き辛いですね。[笑
ティルアリも初めてです、今プレイ中なのですが。
かっこ悪い王子ですいませんッッ。
