あまりにも

ひどく美しいものには

裏があるようで
















*星影*
















「きょうもつかれたな・・。」


「そうだな・・・、きょうも・・・。」







ふぅと溜め息。

少し二人で喋っていた夜の事。

俺とクロエはいつも戦いでも前線で

戦っており人一倍疲れている。

そういうとみんな疲れているのだが

いろんな事がありすぎる。

グリューネさんの事もあり

みんな元気が無いのだ。










キラキラと光る星の光に照らされて。










「もうすぐ戻ろうかな・・・。」

クロエはイスから立ち上がって

後ろを向いた。

なんとなく悲しくなった。

「え?もう帰るのか?」

なんも意識しないで出た言葉。













キラキラと光る星の光に照らされて

クロエは星の光よりも綺麗に照れ笑いをした。









いつも思う。

まっすぐで陰りの無い正義感。

それには裏があるのではないか?

好奇心に駆られてしまう。












「あ、いや・・・ただ言ってみただけだ。」


ただ言ってみた言葉に少し照れてしまう。


「そ・・・そうか、そうだよな・・・。」

心なしかがっかりしているように見えるクロエに

俺は近づく。







「へ?クーリッジ、どうかしたのか?」








みたい、スベテ。

クロエは俺の事どう思っている?

どうして欲しい?

その正義の裏のもの。

クロエの隠された女性の部分を

ス ベ テ ミ タ イ 。















キラキラと光る星の光に照らされて。


淡い光に出来た影は二つで一つ。


星にだって影がある。


それを知りたくなるように


俺は


クロエの全てを知りたいんだ。













06星影






あとがき

アビスばっかで、合っているかどうか・・・。[死ね]

レジェではモゼノマも好きなんですが

シリアス目ではなくアマアマな感じが好きなのであんま書けない・・・。

星影とは星の光と言う意味だそうです。