*耳元に近づいて*






「店主。」





ふいと、そらした。

名前を呼んでくれないと

諦めてはいたが

少し反抗して見ることにした。


「店主?聞こえておるであろう?」

「・・・・。」



確かに店主だけど、

フェアって名前があるんだもん。



そうするとグィッて後ろから

肩をつかまれ

耳元に近づいて。






「フェア?」







名前を呼ばなくてもいい。

もう、「店主」でいいから。




「・・・・・!!!
 な・・・・・な・・・・!!?」

「ようやく気付いたのう。
 知らん振りしおって。」




だって、こんなにドキドキ。

思ってもいなかったんだもの。

こんな気持ちになるなんて。




名前を呼ばないなんて

ずるいけど

もう名前を呼ばないで




心がドンドン、


貴方に近づいていってしまうの。





-fin-



1:耳元に近づいて

あとがき
初、サモ4小説!
どのシリーズよりも、主人公×パートナーやパートナー×主人公というカップリングが
公式で無い感じがします。
バンプレめ・・・・!![怒
ことごとく裏切られた気がします。
といっても、セイフェア大好きです。
と、いうかフェア総受けを目指して行きたいと思います。