細い金髪。手入れがよくされている髪はさらさらと風に舞う。
キレイな瞳は透き通るようなブルー。見つめていたら引き込まれそうな程青い。
唇は少し小さくて口紅を引いていないのに淡い赤。
女性にしては大き目の身長。けど、抱きしめたら折れそうなほど細い。







Although only a commonplace thing can be said.







「・・・私の顔に何かついてる?」
ふと彼女が言った言葉。
客間・・・といってももうアーリアの部屋になりつつある部屋で二人でいたときの事。

「どうしてだい?」

「ずっと真顔で見てるからよ。なにかおかしい事でも?」
少し困ったような顔。そんな顔も愛しくて。

「別におかしい事なんてないさ。
君のことが好きだからずっと見ていたいと思うのは当たり前じゃないか?」

「よくそんな事が恥ずかしげもなく言えるのかしら。」

「・・・君の事が好きだからだよ。」

赤くなった君の顔。
不安げな顔をのぞかせて逃げるように目を逸らす。

「もう。何度も断ってるじゃない。私は教会の人間だし貴方の傍に居れないの。」
真面目で心が強くて気丈な君。
けど時々見せる不安げな顔、悲しげな顔が俺の頭から離れなくて そんな顔させたくないって思う。




「時間はあるんだしもっと悩んで決めて欲しいな。 一生の事だし。」

「貴方って人は・・・。」
一目見たときから好きになってた。
性格を知ってから良い所、悪い所さえ大好きになっていった。



月並みの事しかいえないけれどこの出会いは運命なんだって思ってる。







fin







あとがき
初ティルアリ小説。
皆さんあんまり本編で喋らないので結構自分設定かも・・・。
ティルキスは絶対に何回も告白まがいの事してるよ。
告白じゃないんだけどね。[笑

英語の訳は「普通の事しか言えないけど」。