*涙の場所*
フゥ・・・。と溜め息ポロポロ。
ツゥ・・・。と流れ涙ポロポロ。
ダメだなぁ、俺。
ポロポロ流れ流れ溢れていき、そのまま。
垂れ流しのものバタバタ。
押さえ、押さえ、引っ張られ。
引っ張って、押されて、繰り返し。
「どうしたの?」
後ろクルリ。
俺の好きな人ひとり。
「な・・・何でもねぇよ。」
嘘、嘘。
気付いて欲しいのか、気付いて欲しくないのか
自分でもわからない。
「・・・そう。」
ポロポロ涙流れ流れ。
「・・なんでお前まで・・・
泣くんだよ・・・。」
集まった涙、心地良く何処か。
誰の場所へ?
好きな人の涙、どうか俺の場所に。
「愛してる貴方が 悲しいと
私も 悲しいのよ。」
嗚咽交じりの声
あぁ、今幸せだ。
「ありがとう・・。
俺も お前の事 愛してる 。」
かっこよくないかも知れない。
ヒクヒクと嗚咽まじり。
好きな人の体を抱きしめる。
抱き締め返される。
涙は流れ流れ
乾かなくてもそのまま、そのまま。
貴方と俺の涙あわさって。
それが愛の形。
それが、涙の場所。
ポロポロ貴方への愛流れ流れ。
―fin−
あとがき。
ルークが消えるとかそんな風になってくると
二人とも不安定だと思います。
ルークが消えて欲しくないと泣くティアをルークが抱きしめる。
ルークは消えたくないと泣くそしてくりかえし・・・・みたいな感じも好きです。
ルークはティアが居ないと暮らしていけない希望。【笑】